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初任者研修で何を学ぶのか?

初任者研修は法定研修です・・・・(知ってます)

指導教員が教師生活を始めたのは昭和62年。
民間企業に勤めた経験もなく,大学を卒業し、すぐに教師の道を歩き始めました。
そんな学生と教師だけの人生経験を,いろいろな場面で、「甘い!」と指摘されました。
教師って、本当に「甘い」のでしょうか?

私が教員になった当時、初任者研修は「試行」で行われておりましたが、全体研修以外は、全て学校で行っていました。仮採用の期間は6ヶ月でした。

といっても、校長先生や教頭先生、主事主任から年度当初にちょっと講話をいただいただけです。
以降は秋に研究授業があったくらいで,よくよく考えると指導案の書き方すら、先輩から教わったことはありませんでした。個人的には,教育実習を出身中学校で行った時,義務教育仕込みで実習しましたが・・・。

そういう意味では、全てOJT(On the Job Training)でした。
初任校は、年に5〜6人の新人が採用されるという教員養成学校みたいな状況でした。
そして,2〜3年目から担任をするのが暗黙のルールでした。
当時は1学年7学級の学校でしたが,私は2年目から3年間同じクラスを持ち上げ,5年が終わったところで異動となりました。

そういう意味では、現在行われている初任者研修のような研修をしっかりと受けていなかった訳ですが、その頃の教員が駄目な先生ばかりでもないのです。

かつては、新任者を学校で育てるという時間的、精神的な余裕がありましたが、最近はどうでしょう?
職場で新人を育てる土壌がどれくらいあるでしょうか?

平成22年度の初任者研修対象者は81名いるそうですが,みなさんが、いろいろな場面で切磋琢磨し、自らを高める努力を続けていただきたいと思っています。

このサイトは,平成22年度に群馬県立大泉高等学校で指導教員が行った初任者研修の内容を記録しています。

校内の研修は4月7日(水)から始まりました。
今年の初任者研修では,2名の新人に1冊ずつ自家製ノートを配布しました。
研修内容をそのノートに記録してもらうためです。

校外研修の記録部分と校内研修の記録部分を分け,この1冊で1年間の記録を綴れるようにしました。
「このノートがみなさんの教師人生の出発点になるから,しっかりと記録して下さい。」と添えました。

初任者研修は,教師人生の出発点です。
どんな研修を受け,どんな教師になろうかとしっかりとしたアンカーポイントを作るとても大切な時期です。
今年一年の研修が実り多い研修になることを期待しながら,このサイトで研修の記録をまとめています。

いよいよ明日から平成22年度が始まります。がんばっていきましょう。