テスト問題作成と評価(1/15)・2

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本日は、テスト問題と評価ということで初任者研修の教科研修資料を配付し、内容を確認しながら説明しました。本資料のベースになっているものは、平成15年度に実施した10年目研修の教科「農業」の資料です(農業以外の初任者には若干かんけいない部分もありますが)。

研修の中でふれた中教審の答申なども前のものではありますが、評価の部分は新しい指導要領になっても方向性に変更はないので、そのまま使いました。

評価の方法としては、ぺーぺーテストのほか、観察、面接、質問紙、作品、ノート、レポートなどが考えられますが、「興味・関心」、「知識・理解」、「思考力論理力」、「態度」、「技能」などの評価側面でどの評価法がふさわしいのかなどを確認してみました。

後ほど評価規準についても説明したいので、「評価規準の作成、評価方法の工夫改善のための参考資料(高等学校)」を貸与したいと思います。

<配布資料>

教科指導用資料(該当ページ)

テスト問題作成と評価(1/14)

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教員として、生徒を指導するのですから、最終的には評価をしなければなりません。では、どのように評価するのか?

中間考査を控え、このテストをどのように位置づけますか? 今まで授業を行ってきた確認としてのテストであることは当然ですが、教科・科目の目標もあるので、その目標と比べてどの程度の位置にあるのかを見定める必要もあります。

教科によってテストの内容に違いもありますし、試験の形によって評価できる内容も異なります。たとえば、技能的な内容をペーパーテストで評価するのは難しいですし、知識理解の内容はパフォーマンス評価よりもペーパーテストの方が向いているでしょう。

次回、実際に作成したテストの平均点なども出した後、作成したテストについて、三人で検討してみましょう。

特別活動とその意義(1/13)

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本日は、校内意見発表大会が開催され、初任者2名は審査員として活躍しました。審査は4時間に及ぶので、暑い中大変だったと思います。

審査員として感じたことを出し合ってもらい、ディスカッションをしました。また、発表者としてクラス代表を選出する方法について考えました。指導の手順としては、原稿を書かせたり、下読みしてクラス代表の候補を選んだり、クラス代表を選ぶ選出方法についても、本人に直接読ませる方法やたとえば担任が読んで、内容中心で選ぶ方法など、やらなければならないことがいっぱいあります。

しかし、たとえば担任が発表者をあらかじめ決めてしまい、発表用に原稿を書かせたり、クラスで選考をせずに代表者を決定したりなど、手を抜こうを思えば、いくらでもずるはできるのです。ただ、教師として、生徒の成長を見つめる者として、やってよいことと、やってはまずいことを峻別できなければ、教師としては問題です。そういう意味で、教師が楽をすることは、生徒の成長につながらないことを覚えておいてください。

講義「学校組織の理解と参画」

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本日は、午前中の一コマとして、「学校組織の理解と参画」のテーマで講義を行いました。例によって、脇道にそれる場面が多くなってしまい、なかなか予定した内容全て話せなかったわけですが、残りは校内研修でお話しできれば思います。率直な感想として、いかがだったでしょうか?

残してしまった内容の中で、ライフワークバランスを考えた勤務形態についてはとても重要なテーマだと考えています。教員の仕事環境を考えたとき、教員の業務内容や勤務形態の見直しの議論は必要です。資料にありますが、教員の病休の中に示す割合として、精神疾患が2/3を超えている状況を考えると、何らかな対策が必要です。

あまり強調しませんでしたが、組織としての○○高校(自分の職場)が今問われているのです。

組織は、三つの領域における成果を必要とします。それは、直接の成果、価値への取り組み、人材の育成の三点です。この三つの領域全てに於いて成果をあげなければ、組織は弱体化していくのです。

<本日の資料>

配布資料・Webページへのリンク等があるページはこちらから
(5/20アンケート結果をアップしました。閲覧には講義中にお知らせしたパスワードが必要です。)

基礎的指導技術(1/12)

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1校時、基礎的指導技術に関する研修を昨日に引き続き実施しました。
内容は、「教壇に立つ心構え」についてディスカッションしました。
教師として指導技術の「スキル」の部分は今後どんどん研修可能であり、それぞれの先生方の「スキル」を学んでいく(「技術を盗むという表現を使いましたが」)がその向上の近道なので、いろいろな先生方に授業をみせてもらうよう指導しました。
また、技術はいずれついてくるので、教師になった今だから「教師としての心」の部分をしっかりと考えて欲しいという話をしました。ただ、ハートの部分は、「なぜ教師になろうと思ったのか?」を振り返る中で、たとえば自分が教師になろうと思うきっかけを作ってくれた「先生方」をイメージする中で、今自分がどのような教員になればいいのかは見えてくるのではないかと話しました。
教師としての職能向上を目指すときにアンテナを高くするにはどうしたらよいかについての心構えについて説明しました。

基礎的指導技術(2/11)

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初任者研修校外研修が設定されていない火曜日のため、1校時に授業参観、5校時にディスカッションの合計2時間、教科指導の基礎的指導技術に関する研修を実施しました。

1校時は、初任者2名と指導教員の3名で3つの授業を参観をしました。授業参観は1時間の授業をじっくりと参観する方法もあるかと思いますが、今回は基礎的指導技術の研修のため、形態の異なる3つの授業をはしごしました。参観した授業の科目は以下の通りです。

・数学I(専門学科1年)
・植物バイオテクノロジー(専門学科3年)
・農業情報処理(専門学科1年)

5校時は、まず参観した授業に関して初任者から感想をのべてもらいながら進めました。生徒を指名して解答させる場面で感じたことやデータの取り扱いの大切さの再確認、授業の進度をどのレベルの生徒にあわせて進行するのかなど、具体的な部分まで議論できました。また、初任者から普段の授業で感じていることなどを出してもらい、内容を検討しました。

教職員の勤務・PTAについて(2/9)

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本日は、PTA総会に出席後、「教職員の勤務」及び「PTA活動」について研修しました。

PTA総会にて新任職員紹介の後、総会に出席し、様子を見学する。PTAは、学校発展のために、保護者と教職員で作る団体です。会費を集めていろいろな活動に充当するので、まずは総会を成立させ、議案をとおすことがとても重要になります。ですから、出席者や委任状の数を確認し、定足数を超えなければなりません。本校の規模の学校でも会費を集めると相当の額になります。そのお金をどのように使うかを決める場が総会です。

教職員の勤務については、最初の職員会議に配付された勤務割振表などを参考に研修を行いました。朝の出勤簿押印の状況なども、職員の勤務意識をはかる大切な指標となります。1ヶ月が過ぎたので感想を聞きながら進めました。他の学校の初任者との比較に関する話がありましたが、勤務の勤怠を勤務時間の長短で見てはいけないという話をしました。日本の教師の勤務状況決して好ましい状況とは言えず、ライフワークバランスをもう少し考える必要があるのではないかと問題提起しました。また、超過勤務の関係を教員特別手当との関係で論議しました。

<本日の資料>
・勤務割振表
・PTA総会資料