教材研究(1/46)

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本日は、15日の協議会の内容を受けて、今後の研修計画について説明しました。

初任者研修は法定研修のため研修時間について管理されている旨再確認し、今後の研修特に教科研修について再度確認しました。

本日の研修の本題は、教材研究です。授業は教師にとってもっとも大切なものです。これをおろそかにしては絶対によい教師にはなれません。自分の伝えたいことがしっかりと生徒に伝わるように最大限の努力は払わなければなりません。しかし、ただ時間ばかりかけてもだめだという一例で以下の例を紹介します。

農業の分野で「収量逓減の法則」というのがあるのですが、「教材研究」も農作物の収量と同じだと思うのです。

農作物は、肥料を与えると成長が増し収量が増えるのが一般的です。しかし、肥料の量を増やしていくのに従って、実際の収量はその増加量に対して少しずつ減っていきます。施肥量にはピークがあり、その量を超えて施用すると植物体自体が肥料の影響で軟弱になり、病気や倒伏(植物が倒れること)を招き減収となってしまいます。

「教材研究」は肥料のように、私たちの授業をよくする(収穫が上がる)ことにつながります。しかし、時間をかけてやってもそのかけた時間分の効果が「すぐに」手にできるわけではないということです。それであれば、今目前にいる困った生徒に手をさしのべる時間に使った方がよい場合もあります。その生徒にとっては一生がかかっている問題かも知れません。

繰り返しますが教材研究は絶対におろそかにはできません。「すぐに」手にはできないかも知れませんが、かけたエネルギーはいつかきっとどこかで生かされます。

※バランス感覚をもって、充実した授業となるような教材研究に励みましょう。

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