年間指導計画(1/96)

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年間指導計画と実際の授業との関連について状況報告と今後について話し合いました。

初任者1名が部活動関係で出張中のため、教科のことや実際に取り組んでいる習熟度による授業にも話が及びました。

いつもそうですが、スタートのテーマはある程度明確ですが、ついつい話の内容が拡散してしまいがちです。
しかし、そのこと自体は「教師」という仕事について、「総合的」な仕事だというとらえ方もできると思います。

教師の仕事を、総合的にしかも多面的に考える必要はあります。しかし、いっぺんにそのすべての伸長を図ることはなかなか難しいと思います。個々の職能を少しずつ伸ばしながら、それを全体を広げていくというイメージが大切だと思います。

成績会議(1/88・2)

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成績会議が行われ、1学期に引き続き2回目の成績会議です。

前回の成績会議は初任研の位置づけはしていませんでしたが・・・、今回は教科指導、評価の観点で出席してもらいました。

成績会議は、各学期の教育活動を総括する会議です。厳しい評価で欠点の数の多くなる先生もいれば、比較的少ない先生もいて、数の多少はあるものの最終的には、日々の教育活動の密度だと思うのです。

では、赤点を多く出している先生の指導力はないのでしょうか? 赤点を出さない先生の指導力は高いのでしょうか?

残念ながら、第2学期の赤点の多少でその先生の指導力を図ることは難しいと思うのです。
ただ、指導力のある先生は、生徒の到達点を高く設定している場合が多いのではないかと創造できます。

以前の初任件で、私が初任者だった当時の校長先生の話をしました。
その先生の口癖は、「指導は厳しく、評価は甘く」でした。やくざの親分のようなその先生の言葉は、私自身の指導を振り返るとき、その意図は底流に流れているような気がします。

授業で力をつけさせるときに必要なことは、生徒自身が「がんばる場面をつくること」です。「がんばる」内容は、座学や実習で異なるでしょう。しかし、年度の授業が終了したときに、「自分に力がついた」と実感させられなければ、その教師の指導力が問われても仕方がありません。

会議中の発言の一言一言に、その教師の考え方はにじみ出てしまいます。だから、成績会議の発言内容をしっかりと聞けば、その教師の姿勢や学力観がみえてくるのです。

校内研修(特別支援教育)(1/87)

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太田高等養護学校から2名の講師をお迎えし、特別支援関係の研修会が行われました。

テーマは、次の二つでそれぞれ担当を分けてお話しされました。
・県内高等学校の実践(渋川青翠高等学校と前橋清陵高等学校)
・大泉高校で見かける生徒の支援例

この日は、成績会議に先立って 研修会を行いました。成績会議前ということもあり、多くの先生方にご出席いただけました。まずはそのことが大切です。つまり、校内研修は先生方全員の研修としなければならないからです。

内容はいかがだったでしょうか?
特別支援が必要な生徒は6%程度いるといわれています。

私たち教師は普段から生徒を指導する中で、生徒たちの背景に迫り、支援例を考える必要があります。問題が多ければ多いほど、きっと気をつけなければならないことが多いはずです。では、どのように解決していったらよいのでしょうか?

先生によると、「経験だよ」と若いみなさんには参考にならない回答をするかもしれません。先の回答はある意味当たっているかもしれませんが、それ以上に大切なことがあります。それは、担任が生徒に寄り添ってあげることです。教師が生徒の成長のために一歩でも二歩でも近づき考えること。その姿勢が教師なのです。

公開授業(2/85)

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本日、群馬県総合教育センターの指導主事をお迎えし、初任者による公開授業が行われました。

普通科2年の数学Aの授業は、平面図形の円の性質、特に二つの円の位置関係に関する内容でした。
円をきれいに描くのはなかなかむずかしいので、プリントや自作教材を準備するなど準備周到の授業でした。

自作教材の円盤は、リバーシブルになっていて、真っ白の円が裏返すと中心や半径の「r」などの文字が書かれていました。
大変わかりやすく良かったと思います。

楽しそうに授業をしているのもとても良かったと思います。生徒も楽しく授業できると思います。
こういう部分は、経験年数とは関係なく、身に付いているかいないかというという問題です。

授業後、指導主事・教科指導員・授業者で検討会が行いました。
早速、SNSに書き込んでいたので、コメントを書いておきました。

長期休業と学習指導(1/80)

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研修に先立ち、昨日の校外研修に関する振り返りを行いました。
「教員の自己研鑽と自己マネジメント」は、今までの学校での活動を振り返る良い機会になったとのことでした。
初任者からは、「目先のことに振り回されてなかなか振り返る機会がなかったので、良い機会になった」とのことでした。
自己マネジメントという視点からも、何かを行った後はなるべくそれに対する検証と振り返りを励行して欲しいと思います。その際、自分自身の「原点」を認識しながら振り返って欲しいと思います。

道徳教育については、「知育」「体育」「徳育」の三つが三輪車タイヤに相当し、ハンドルについている車輪が「道徳」ではないかという話をしました。三輪車がどの方向に進むかということを規定する重要なタイヤが「道徳」なのです。

長期休業については、なるべく課題を出しましょうという話をしました。普段の授業における課題もそうなのですが、なるべく、勉強する状況をつくってあげる必要があると思います。
冬休みはわずか2週間ではありますが、実際に授業がはじまるまではそれなりに授業があいてしまいます。その間、「勉強しなければいけない」という意識をもたせることができれば、ちょっとした刺激が自分の成長に役立つ情報になる可能性があると思うのです。
そういう意識がない時にアイディアになる情報が入ってきても、決して学びには結びつかないと思うのです。

テスト問題の作成と評価(1/78・1)

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テスト問題を持参してもらい、問題の作成意図などについて話し合いました。

どのような問題を作成するかは、とても重要です。
「試験問題を事前につくってから授業を行い、自分の指導法や生徒の理解度を確認をするものだ」みたいなことが書いてあったのを読んだことがありますが、実際はなかなかそうはいきません。

授業を行うときに、「関心・意慾・態度」、「思考・判断・表現」、「技能」、「知識・理解」の4観点について意識していると思います。最近の小学校の業者がつくったテストなどは、4観点が明示されているものがほとんどです。高校の試験ではそこまで必要はありませんが、それを意識して作成することによって、完成度は高くなっていくと思います。

各種教育(2/68・1)

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前回の鹿嶋さんに引き続き、NHKで放送されている「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組から、田尻悟郎先生の放送DVDを事前に視聴、感想等を初任者研修支援SNSに記入してもらってから研修を行いました。時間の都合でコメントの記入が研修後になってしまいました。ごめんなさい。

英語教師の田尻さん。はえたたきを使ったりと、色々と工夫しながら、楽しく、「授業」らしくなく生徒が勉強していたのが印象的でした。生徒が、自分でしっかりと考えている場面をつくっているという意味で大変よい授業だと思います。以前、訳読か英語での授業かという話もありましたが、英語に触れる時間を多くすることが結果として英語の理解にプラスに作用することは確かかも知れません。

番組のなかで、「プロフェッショナルとは?」との問に、
「僕にとっては、やはり常にいろいろな場面でベストな判断ができる人だと思います。そのベストの判断ができる人は、失敗を繰り返してきて、消去法で答えを見つけられる力がある人だと思います。だからチャレンジをし続ける。失敗をおそれない。」
とこたえています。

失敗をしようと思ってがんばっているわけではありません。しかし、精一杯努力しての失敗は、次に必ずつながると思うのです。
それが、田尻先生のいう「消去法で答えを見つけられる」ということかも知れません。

授業では、未習部分について学習しなければならない場面も出てきます。
pHの学習から「対数」について学習した例を取りあげ、未習の内容や高校生としてより深めた内容を提供することで、高校生としてのアイデンティティをもって欲しいと思っています。

<参考資料>

・視聴覚教材:プロフェッショナル仕事の流儀<第25回 2006年9月7日放送「楽しんで学べ傷ついて育て 中学教師・田尻 悟郎」>
NHK仕事の流儀、第25回放送のWebページはこちらから

学習支援サイトのプリントアウト(指導教員の実践(例)板書の記録)

教科別研修(1/66)

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初任者の一人が、群馬県産業教育フェアの担当ということもあり、教科別研修として別々に実施しました。

数学の研修では、先日行った授業(三角関数タンジェントを使ってものを高さを計算する)について授業の様子や気づいたことを述べてもらい、その後気づいたことなどをディスカッションしました。
また、日々の授業等で気づいたことや気になることなどを出してもらい話し合いました。

農業分野の研修では、産フェアの出張から戻った段階で実施しました。
研修では、フェアの内容等について、感想等を出してもらい話し合いました。

学習評価の在り方について(1/65・1)

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中央教育審議会の教育課程部会が本年3月24日に児童生徒の学習評価の在り方について(報告)を報告しました。

観点別評価については、6月4日の研修で国立教育政策研究所の報告を参考に説明しましたが、上記の報告では学力の3つの要素にあわせて評価の観点を以下のとおり整理することになりました。その部分を中心に報告を題材に学習評価について研修しました。

【1】 基礎的・基本的な知識・技能は「知識・理解」「技能」において
【2】 これらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等は「思考・判断・表現」において
【3】 主体的に学習に取り組む態度は「関心・意欲・態度」において

観点別の評価規準自体に問題があったわけでなく、その領域の曖昧だった部分の改善が図られたという位置づけです。
評価規準を意識しながら指導を行う中で、授業改善は図られると思います。

<参考資料>

文部科学省:児童生徒の学習評価の在り方について(報告)の抜粋

教科研修の振り返り(1/58)

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昨日行われた初任者研修の振り返りを行いました。

教科・科目研修(6)(授業研修2:代表者授業)として、教科毎に会場が異なり、それぞれの教科の代表者の授業が行われました。本校からは、数学科(前橋南)、農業科(勢多農林)に参加しました。

まず、昨日の研修の内容や一日の研修全般で気づいたことなどをそれぞれが発表していただき、その後、質問や感想を出し合いました。授業研修で他校の初任者がどのような質問をしたのかを含めて出していただき、いろいろと検討しました。

研修の後半、数学科(普通教科全般)と農業科の違いなどを対比しながら、教師としてどのような視点が大切かという話をしました。一教材を全員で共有しながら全体で協議できる普通教科と異なり、専門教科は職員一人ひとりで指導方法・内容の違いが際だっています。
別な表現をすると、「虫」の視点と「鳥」の視点の両方をもちながら、指導内容を検討する必要があるのかも知れません。

<配布資料>
10月14日の研修に関連し、「学校建築の未来形」(総合技術2010.09月号 pp3-6)を配布しました。

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