成績会議(1/88・2)

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成績会議が行われ、1学期に引き続き2回目の成績会議です。

前回の成績会議は初任研の位置づけはしていませんでしたが・・・、今回は教科指導、評価の観点で出席してもらいました。

成績会議は、各学期の教育活動を総括する会議です。厳しい評価で欠点の数の多くなる先生もいれば、比較的少ない先生もいて、数の多少はあるものの最終的には、日々の教育活動の密度だと思うのです。

では、赤点を多く出している先生の指導力はないのでしょうか? 赤点を出さない先生の指導力は高いのでしょうか?

残念ながら、第2学期の赤点の多少でその先生の指導力を図ることは難しいと思うのです。
ただ、指導力のある先生は、生徒の到達点を高く設定している場合が多いのではないかと創造できます。

以前の初任件で、私が初任者だった当時の校長先生の話をしました。
その先生の口癖は、「指導は厳しく、評価は甘く」でした。やくざの親分のようなその先生の言葉は、私自身の指導を振り返るとき、その意図は底流に流れているような気がします。

授業で力をつけさせるときに必要なことは、生徒自身が「がんばる場面をつくること」です。「がんばる」内容は、座学や実習で異なるでしょう。しかし、年度の授業が終了したときに、「自分に力がついた」と実感させられなければ、その教師の指導力が問われても仕方がありません。

会議中の発言の一言一言に、その教師の考え方はにじみ出てしまいます。だから、成績会議の発言内容をしっかりと聞けば、その教師の姿勢や学力観がみえてくるのです。

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