ホームルーム経営(1/94・1)

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昨日の校外研修(午前中:ホームルーム経営)に関する関する振り返りを行いました。

講師の具体的な実践や理論をいろいろとご紹介いただいたようです。
コミュニケーションの重要性をしっかりとご指導いただきました。

学級経営は実際に始まってみないと分からない点も多いのですが、やらなければならない点をしっかりと理解していると、指導の幅が広がると思います。

指導教員が最初の担任したときに使用した<生活指導カード>を紹介し、コンピュータを使用しなくても学級事務はできるという点を説明しました。もちろん、コンピュータを使えば、かなり効率的に事務処理できるので、具体的な手法はやりながら身に付ける必要があります。

<配布資料>
kiroku(生活指導カード(原本B5))

学級経営(1/42・1)

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前回に引き続き、ホームルーム経営について研修しました。

日本の学級経営は、家庭でいえば親のような仕事だとたとえました。子どもに対して親は全責任を負います。同様に、学級担任は授業や生徒指導、進路指導、教育相談など、場面場面でいろいろな役割が求められます。

世界の学校を見ると教科学習中心のヨーロッパ大陸型の学校や「思想や労働」を重視中国のような学校、教科学習とともに課外活動なども実施する英連邦が母体の国々のように大きく3つのタイプに分けられます。日本は、戦後のアメリカのシステムがモデルになっていますが、アメリカのように州や学区(教育委員会)、学校に裁量がありません。

欧米の学級集団は学習集団としての機能体としての特性が強く、日本は共同体としての特性が強く、しかも学習集団としての機能も担っています。

アメリカでは教師は一般に学習指導(インストラクション)に従事し、それ以外のたとえば生徒指導(ガイダンス)は、ガイダンスカウンセラーが担当したり、退職警官などが係わるセーフティオフィサーなどの教師以外の専門家が組織され、機能的に指導しているようです。

一方日本では学習指導も生徒指導も両方とも伝統的に教師が担っているし、部活動なども担当します。そういう何から何までという部分が良い意味でも悪い意味でも大きな特徴です。来年から担任業務を行うと考えると、すべてを完璧にというのはなかなか難しい状況にあります。学年や生徒指導と連携をしながら、機能的な学級経営を目指して欲しいと思います。

<資料>
・日本の学級集団と学級経営(河村 茂雄著、図書文化)

学級経営(1/41・1)

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本日は、ホームルーム経営について研修しました。

本校は、初任者は翌年度に学級担任をするケースが多いので、来年度に向けてそのような意識で副担任として学級経営に係わって欲しい。そういう意味で、現在副担任のクラスについてQ-Uを使った分析を試みました。

始めに資料1から、Q-Uをつかった学級経営について簡単に説明した後、副担任のクラスのQ-U結果を分析しました。生徒の状況にあわせて、細かく対応する必要性を説明しました。

具体的な手順としては、まず分布状況を確認し、学級がおおむねどのようなクラスかを確認するとともに、学校生活意欲プロフィールの一覧表を参考に、個々の生徒の「友人-学習-教師-学級-進路」に対する状況を確認しました。
全体の状況と個別の生徒の状況について確認しながら、今後の対応について確認しました。

<資料>
1:『学級づくりのためのQ-U入門  「楽しい学校生活を送るためのアンケート」活用ガイド』河村 茂雄著 図書文化(978-4-8100-6468-1)
2:各クラスのQ-U結果のまとめ
3:魅力ある学級をつくる担任 大友 秀人 『指導と評価』2009年9月号 pp4-8